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星々の舟
星々の舟
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村山 由佳

禁断の恋に悩む兄妹、他人の男ばかり好きになる末っ子、居場所を探す団塊世代の長兄、そして父は戦争の傷跡を抱いて━━目覚めて見る夢は、眠りながら見る夢より百倍罪深い。 愛とは、家族とはなにか。こころふるえる感動物語。

文庫化まで待っていようと思ったのですが、我慢できませんでした(笑)

戦前生まれの厳格な父、家政婦から後妻に入った母。 先妻の子に後妻の連れ子。 それぞれの視点で紡がれる全6章からなる連作短編集です。 読んでみてまず、これまでのカラーと全然違っていたので驚きました。 業が深くあまりにも儚い。 これまでの村山作品の延長戦上でありながらも魅力の方向性は180度違う感じです。 言い換えれば、素晴らしいバランス感覚で、生々しくも人の業をありのままに描ききった作品、でしょうか。 息苦しくも心地よい、嫌悪感と安堵感が同居する。 そんな物語。 人としてひとつの在り方を古典的な家族の姿から説いた傑作だと思いました。


作品内容の詳細については今更感があるので省きますが、

「――幸福とは呼べぬ幸せも、あるのかもしれない」
「叶う恋ばかりが恋ではないように、みごと花と散ることもかなわず、ただ老いさらばえて枯れてゆくだけの人生にも、意味はあるのかもしれない」

生きるということに対する真摯さ。
重之のこの台詞には、この作品の全てが込められているように思います。


この作品でついに直木賞を受賞されましたが、デビュー作から追っていた立場からすれば嬉しいやら寂しいやら複雑な気持ちですね(^^;
| 小説 | 19:04 | - | - |
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